神奈川県横浜市Y様邸
今回は神奈川県横浜市Y様邸の検査事例をご紹介します。
Y様は閑静な住宅街の一戸建て住宅に30年ほど居住されています。
周囲の住宅には井戸水があるという話は聞いた事がないらしいです。
井戸水は幼少の頃からあったようですが、当時は特に関心がなかったとの事です。
Y様邸到着後、宅庭内に井戸があるとの事で入らせて頂きました。
庭先に入ってみると奥のほうに手押しポンプが見えてきました。
以前より庭にあった井戸水を数年前に手押しポンプを据付けたとの事です。
過去に役所関係に相談しましたが、あまり積極的ではなく水質検査には至らなかったとの事でした。
玄関先には井戸水を入れた水槽に小エビを飼育しており、元気に泳ぎ回っていました。
日常は植木用等の散水用として使用中であり、今後災害時用として飲料水用等に使用したいとの意向です。
採水した井戸水を拝見してみるとやや濁りはありましたが、特に不快な臭いは感じませんでした。
今回の検査で飲用に適している可能性が判断された場合は更に詳細な検査を検討しているとの事です。
最終的に飲用不可とされた場合においても、何らかの処理方法で飲用水として利用を希望されていました。
検査結果より
今回の分析結果は、一般細菌・鉄・マンガン・色度・濁度が基準値を超過していました。
従って飲用不可という事になりますが、一方で一般的な井戸水でよくある結果とも言えます。
この井戸水を殺菌処理及びろ過等の処理を実施することにより飲用可となる可能性もあると想定はできます。
今後、飲用水としての使用を検討されている場合は上記等の処理を専門業者に相談し、処理装置を設置した場合は、
再度水質検査を実施して確認するのが望ましいと思います。